2008年08月21日

虎の49日

今日は虎次郎の49日
虎次郎が亡くなったあの木曜日から7週間
一体 早かったのか 遅かったのか・・・

虎次郎が最後に敷いていたタオルをそっと出してみる。
洗うことが出来ずにいる数枚のタオルと手作りの腹巻き。
虎次郎の匂いがまだ微かに残っている。
ミウの鼻先に近づけると クンクンと匂いを嗅ぎだして
なにやら部屋の中を探すかのように歩きだした。

ミウはつい数日前まで 虎がいないと廊下を歩けなかった。
お父さんが居たからこそ、安心して遊べる廊下。
虎の姿がないと恐くて出られなくなっていた。

「ミウちゃん 大丈夫 虎パパはミウちゃんの中にいるから、
怖いことないよ。」
そう声に出して 幾度が言ってみると、ツイ数日前から一人で廊下に出てこられるようになった。

「とら 大丈夫?元気ですか?
今日が49日だけど とらちゃん また生まれ変わって会いに来てくれる?
また ママと一緒に生きてくれる?
でも そっちがハッピーで虎が楽ちんだったら
いいよ 虎のいたいところにいて。
ママは また すぐ虎ちゃんに会いたいけど、虎ちゃんが居たいところにいて欲しい。虎ちゃんのハッピーがママのハッピーです。
虎ちゃん 愛しているよ。」

021507_03061.jpg

匂いは届くらしいから 虎の好きなものを色々と並べて
お線香をたくさん焚いている。

東洋医学がペットを救うという本を読んだ。
う〜ん これを一年前に読んでいれば・・とまた思ってしまうけれど
虎が本当に調子が悪くなったのは 6月に入ってからで、アッという間に2週間で歩けなくなってしまった。

今年に入ってからの体重減少で試したもの
魔法の水__ウィラードウォーター
ビタミン B12
アミノB Plex
イフ(ペンダント)
漢方薬 (鍼師から)
Prozyme(免疫力向上のハーブ)

Reiki
Cosmos(お腹の整腸)
Slippery Elm
Animal Rescure Remedy (Bach)

昨年からは
毎日 マッサージと気を送ることを日課としていたし。

本を読んでいると、ツイ
「あっ これ後で虎に試してみよう、あっ これは虎にどうかな?」
と思ってしまう。


ニックネーム Tola at 22:17| Comment(0) | TrackBack(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月27日

虎次郎家の居候

1週間ほどまえに、日本から来た友人が日本から予約をしていたホテルでトラブルがあり、我が家へ10日間の居候となった。ちょうどBFも日本に行くことが重なったこともあり、ホテルをキャンセルして我が家に巨大スーツケースと共に移動してきた。

昨日 もう一人(いえ一匹)居候がやってきた。
こんな人です。
072708-1.jpg

ことの経緯は虎次郎が捨てられていたのを保護して、虎次郎に第二の人生をくれた愛護団体の女性キャサリンに、虎次郎が逝ってしまったことを報告しにいった。
ペットショップに行くと、土曜日の午後、暑い中 外で里親譲渡会がちょうど行われていた。
もう、キャサリンの顔を見るなり、
「虎が・・・虎が・・・」
「聞いたわ ・・・」
共通の友人がすでにキャサリンに話していたらしい。

キャサリンは捨てられてNYのアニマルコントロールで安楽死を迎える直前の子を保護して譲渡している。個人でやっている保護活動だ。ペットショップが提供してくれている3畳くらいの保護スペースしかないので、キャサリンを支えるボランティアの人たちが、一時預かり(フォスターファミリー)をして、同時にネットや屋外での里親会などを定期的に開き、年間 数百頭にものぼる子猫を譲渡に出している。
 以前からフォスターファミリーに興味はあったものの、BFが承諾をしなかったし、何といってもミウが猫嫌いで他猫が来ると高熱を出して病気になるということがあったので、実行できなかった。
 
 虎_猫好き 特にワイルドに遊べるオス猫が好き
ミミ_マイペース
べべ_人間好き 猫はあんまり
ミウ_ 飼い主のみ、家族猫のみが好き 猫恐怖症(?)

虎がいなくなり、いつか虎が生まれ変わってきてくれるのではと思いもあり、BFももう駄目とは言わなくなったし、将来的にフォスターファミリーをしてみたい旨をキャサリンに伝えると。

「あぁ 助かるわ、今日 帰るところがない子がいるのよ」
「きょ、今日??」

聞くと、アニマルコントロールから致死処分直前に救いだし、その後ペットショップのケージを経て、フォスターファミリーで他二匹の兄弟と一緒に育てられていたものの、そのフォスターファミリーのお宅に新しく離乳前の子猫が保護されて、もう面倒を見られないと返されたという。そして、今日の譲渡会ですでに二匹のオス猫は譲渡先が見つかり、残る一匹のメス猫だけが行き場がない・・・・・
元のペットショップのケージに気の合わない猫と一緒にいれるのは忍びないという。すでに、ネットで里親募集もかけているし、2週間先に譲渡会も再度あるので、預かってくれると非常に助かるとのこと。

そういった事情ならば致し方ないなぁ・・・と猫の顔もみずに
「じゃぁ 預かります。でも もし先住猫が発熱するようなことがあったら 申し訳ないけど戻しにきますね」
と・・・・

「じゃぁ よろしく 今 箱に入れるわね」
ヒョッと掴まれた子猫は 

アラ 虎柄じゃないですかぁ〜〜〜

キャサリンに
「虎が逝ってしまう時に 約束したんです。また生まれ変わってきてね。キャサリンの所に来てね。」
これを聞くと キャサリン 号泣。
「だから 虎に似たオス猫が来て 虎を思い出したら教えてください。」
キャサリンは おべんちゃらも言わないし、ストレートな人。ハイハイ いたら連絡するわねぇとは言わない。
「私も 私の猫の生まれ変わりを探して、待ってて、もう13年が経つのよ。」
「・・・・でも まだ 会えないのよ」

キャサリンが保護活動をはじめたのが ちょうど13年前くらい。虎次郎はキャサリンの保護活動初期に助けられた子。保護をはじめた裏には、そのキャサリンの特別な猫との別れがあったのかも。
今は キャサリンは、多分 個人のグループではNYで一番多くの猫を救っているグループにまでなっている。そのキャサリンの原動力となった猫は どんな猫なんだろう。

「I've been looking for my cat 13 years.」
キャサリンの言葉が グルグル 回る。
虎次郎がまた生まれ変わってくるのは 無理なのかな?
虹の橋に行かないと 会えないのかな?
また、切なくて切なくて・・・・

居候の子猫は4ヶ月くらい。
小さいのに苦労してきているようで、空気が読める子。
先住大人猫には シャーッと威嚇せず、
「すいません、お世話になります」
という感じで 気を使っているのが分かる。
他猫が来たら 皆で苛めるだろうな、と想像していたのだけど、そんな子猫だから、ミミもべべも遠巻きに見ている感じ。
でも、ミウはこんな小さい子猫を怖がってベッドルームから出て来ず。
マルチェルリニ?とか難解な名前を前のフォスターさんが付けたんだけど 発音できず。 もう 「アタシちゃん」と呼んでいる。

*フォスターファミリー
日本では一時預かりとか呼んでいます。
保護された子が、正式に譲渡される前の期間に ちゃんとすぐに人間とうまく生活できるように、人間に慣れさせたり、犬の場合は躾をしたり、怪我や病気がある子は治療をしてあげたりします。
捨てられた子は、辛い経験をしていたり、事故で怪我をしていたりするケースが多いので、この一時預かりの期間はいわゆる犬猫にとっての心身のリハビリと新しい旅立ちへの準備期間です。

日本でもほとんどの保護団体で常に一時預かりさんを探しているので、興味がある方は是非 トライしてみてください。

ちなみにうちの居候のアタシちゃんは、鳴きもしないので全く手がかかりません。

marcheline072708_2.jpg
↑ 昨日 譲渡されていった2匹のお兄ちゃんと一緒に。


ニックネーム Tola at 23:20| Comment(8) | TrackBack(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月25日

虎次郎からの贈りもの_パート1

虎次郎が私に残してくれた贈り物はたくさん、たくさんあるけれど
最後に印象に残った贈りものを紹介したい。

今年の2月と私と彼は大喧嘩、私の方から一方的に
「もう別れよう」と騒いでいた。
すると、虎次郎が二人の間に入り、その間をウロウロ、ウロウロ。
「アゥア アゥア アゥア〜〜〜」
と困り顔で行ったり来たり、
喧嘩の最中で興奮しているから、初めは虎次郎の行動も無視していたのだけど、
「アゥア〜〜? アゥア〜〜 アゥア〜〜」
あまりの困り顔、
「駄目です、駄目です。離れちゃ駄目です」
と訴えているかのようだった。
結局、虎次郎に免じて 今まで通りのおつきあいを続けていくことに。


BFとは11年、一緒に暮らした虎次郎だけれども、虎次郎はいつもいつも
「私ひとりの猫」
で、BFにとっては 同性の同居人という感じのクールな関係だと思っていた。
BFは育ってくる環境の中で犬猫の看病やおじいさんやおばあさんの看病などもしたことがなく、彼にとって闘病、看病、死というのは、どこか今ひとつ、想像しにくいイメージだった。
虎が胃ろうチューブをつけた次の次の日、初めの峠と言われた日、BFは身近の存在の死に関しても、色々な意味で準備が出来ていなかった。

虎次郎は峠を乗り越えて家に帰ってきた。
今まで家事も掃除もしたことがないBFだが、ふと虎次郎の胃ろうチューブの給餌の協力を申し出ると、まるで一緒にすることが当たり前のことのように頷いた。
今、考えてもこの時のことはとても不思議。私は虎次郎の具合が悪くなった時点で在宅で出来る仕事以外は全部断っていたので、時間と労力はたっぷりある。 そして、今までの経緯から行くと「私だけの虎次郎」の看護の協力をなぜBFに頼んだのだろう?やはり、虎の思惑が働いたとしか思えない。
一日に4回のチューブからの給餌、そのうちの1回から2回はBFの係りになった。(勿論 私も横にはいるが)
私が買い物に行く時に
「虎 見ててね」
今までのBFのタイプからすると、見ているうちに横で大いびきをかいて寝てしまうか、ちゃんと見ないタイプだと思っていた。

ところが、45分くらいしてから帰ってくると、
ちゃんと見てる
ほんとに、虎の前に座ってジーッと、
まるで 言いつけを忠実に守るかのようにジーッと見ていた。

痩せ細ってしまっていた虎の腹部が次第に丸みを帯びてきて、
毛を剃られたピンク色の地肌が上下していた。
「とら 太ったよな」
と嬉しそうなBF。

一週間の介護生活は虎次郎を真ん中にして、私とBFが円を描きながら回るかのように試行錯誤しながら過ぎていった。
それは、3ヶ月くらいの長い期間のようにも思えたし、アッという間に過ぎてしまった気もする。

063008.jpg

虎次郎が逝ってしまった時、11年間つきあって一度も涙を見せたことがなかったBFが私の隣りでオイオイ泣いていた。
すでに遺体となった虎次郎の身体をベッドに寝かせると、まだピンクのお腹は上下運動をしそうだった。今にも尻尾が動き出しそうだった。
「虎を見ててね」
私がお花を買いに行き戻ってくると、BFが虎の横で眠りに落ちていた。

その晩は一晩中、虎に話しかけ虎のしっぽに頬擦りをする私をBFは一緒に涙し、黙って見守ってくれていた。

「テレビで介護のドキュメンタリーとかを見てて、介護をしなきゃいけなくなった時、俺には出きるだろうか?ってずっと思ってた。でも、虎の介護をして、その相手のことを好きだったら、介護も楽しいんだってことが、よく分かった。」
「それに、自分が虎のことをどれだけ愛しているかってことも、介護をしていて初めて気がついた。」

虎次郎にとっては、地獄のようだっただろう検査、検査の入院生活。初めの峠の時に逝ってしまっていたら、BFは狐につままれたように呆然として終ってしまっていただろう。虎次郎はこれをBFに教えるためにも、なんとしてでも帰ってきたのだと思う。
なんとも あっぱれ虎次郎ではないか。

今まで私を抱擁し、甘やかすのは虎次郎の係りだった。虎次郎から託されたと思ったのか、夜中や明け方に、突如泣き出す私を起きて宥めるようになった新しいBFの姿があった。

虎次郎先生 偉大すぎます・・・・

August2007.jpg


ニックネーム Tola at 20:31| Comment(0) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月24日

虎次郎に恋をして

3週間目の木曜日の朝がやってきました。
今日も朝5時に 虎が隣にいない。。と思って泣きながら目が覚めました。

今までは朝起きるとまず目に入るのが虎次郎の後頭部。
耳に入るのは熟睡している寝息。
2004-07.jpg
「とらちゃん 起きるよぉ」
それが 私の第一声。
ご飯をあげて、時間があれば遊んだり。
シャワーを浴びて、シャワーカーテンを開けると
虎次郎が洗面台の前にちょっこり座って 待っていた。
なので、洗面所のドアはピッタリと閉めたことがなかった。
化粧をする時も洗面台に箱座り。たまに頭を掻いてもらうのが、お気に入り。ヘア・ドライヤーだけはいつまでも慣れなかった。
出かける前にクローゼットから服を出すと
すぐさま、その上でモミモミを気持ちよさそうに始めてしまう。
「虎ちゃん その服 ママ 着るの 帰して」
鼻唄を歌いながら 着替えて
「虎ちゃん ママ 綺麗ですかぁ?」
目をまん丸にして、甘えてヒゲが前を向いた状態で
「アゥア」
(じぇんじぇん、と言っているのかも知れないが、バカ飼い主は「綺麗」と通訳。)

虎が家で待っていてくれると思うと、出かけるのも楽しかった。

昨日 本当に久しぶりに鼻歌が出た。
虎の看護の頃も、給餌の時とかも虎の気分を良くするためにも、言葉に抑揚をつけて鼻歌みたいにして話しかけてた。
入院していた時は心配で出なかった。
鼻歌は虎の存在と一緒にあったんだ。
虎に触れてホッコリした気持ち、虎を見て微笑みたくなる気持ち、虎の存在が私をワクワクさせてた。



あぁ そうか 私は虎に長いながい間 恋をしているんだ



BFに
「ねぇ 私は長い間 虎に恋していたんだねぇ」
「え? 今頃 気付いたの?」

「何 馬鹿なことを、人間が猫に恋するわけがないだろう」
と言う彼氏じゃなくて 良かった。


ペットロスのページを検索していて ここのページで以下の文を発見
「「動物は神話の時代から母親のイメージで語られてきていることはご存じですか? 動物はグレート・マザー(太母)であり、原始時代、動物は神でした。そもそも神観念の起こりは動物崇拝から来ているんです。動物なしで宗教は生まれなかった。動物愛の起源も宗教と同じくらい古い。また、ペットを擬人化して子供のようにかわいがり、友達のように固い絆を感じ、さらに無意識のうちに母親のように慕っているような場合、ペットとの別れはその人にとって、子と友と母という3人の重要な愛する対象を一度に失うのと同じような体験に感じられてしまうのです。そうなりますと、喪失による衝撃の大きさや深さは想像以上のものとなります。そのような時には、たかがペットの死ではすまされない。親の死よりもつらいと訴える方が確実におられますが、それはこのような心理と関係があると考えています」と先生は分析する。」
http://www.petoffice.co.jp/petloss/3.html

なるほど、私は虎を息子のように愛おしくて、恋人のように恋しくて、それでいて、頼ってもいたし、慕ってもいた。

きっと あたしは虎にずっと恋をし続けるのかなぁ、
し続けていたいな。

2004-10.jpg

昨日あった不思議なこと。
サインをしてもらった保険会社の送る書類を動物病院に取りに行くことに。気付くと 水曜日の7時。虎が最後に病院に行ったのは、やはり水曜日の8時過ぎだった。虎は珍しく キャリーから顔を出して、もう夜なのに外を目を瞬かせて、何度も見て、鼻をひくひくして外の匂いを嗅いでいた。
「あぁ、虎はあの時 この世界にさよならを言ったのかな。外の樹のざわめきを目に焼き付けて、夏の匂いをいっぱいに吸い込んだのかな?」
と思ったら、道を歩いているにも関わらず、また涙の発作が・・・・
「やばい、泣きながら歩いたら変・・」
と思って ふと顔をあげると 郵便ポストの落書きが目に入ってきた。
白いインクで
「Hi Mimi」
えっ??
あまりにも 偶然なタイミングの落書きにビックリ。
虎次郎が お茶目なメッセージを送ってくれた?

動転して、携帯の写メを押すのも忘れたけれど、今度 撮りに行こう。
今度行って なかったらもっと謎かも。


ニックネーム Tola at 20:42| Comment(8) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月23日

消せないメッセージ

携帯のメッセージをチェックすると
「次のメッセージの保存期間が過ぎました。消去する場合は7を、引き続き保存する場合は9を押してください。」
ピーッ
「ドクターxxxです。虎の様子が気持ちですが、少し状態が良くなりました。昨晩 数時間の酸素吸入をした結果、昨日よりは顔つきも幾分明るくなりました。呼吸も落ち着いてきているようです。後、一晩入院すれば、明日には退院できると思います。」
ピーッ
迷わずに9のボタンを押してしまう。

メッセージを聞いている時に、
「あぁ 良くなってきたぁ 良かった。明日 帰ってくる。」
と心が躍っていた瞬間を思い出す。
そして、このメッセージを聞いている時はなんだか、まだ虎次郎があの病院のケージにいるような気がする。

消せないメッセージ・・・・

そして、ふと 思い出した。
私のコンピューターの中には 消せないメールアドレスがある。
ここ10年くらいの間に、思いがけなく突然に逝ってしまった人達。
コンピューターを買い換えても、そのメールアドレスは消去できない。

現実は、
「そのメールアドレスは使われておりません」
と返ってくるのだろうけど、
ふと メールを出したら あちらの世界から返信してくれそうな気がして淡い妄想を抱く。

消せないメッセージと消せないメールアドレスは、なんだか切なすぎるから、どうかこれ以上は増えないでとお願いするしかないのかな・・

tola_museum.jpg

ニックネーム Tola at 06:36| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月21日

虎べべ

昨日からべべちゃんが 虎が寝ていた位置に寝て
虎がしていたと同じ寝姿で添い寝をしてくれている。

べべと虎次郎のことは 私はドクダミーズと呼んでいた。
一度BFと喧嘩別れをした時に ミウがミミにまだ当時はかなり甘えていたため引き離すのがしのびなく、虎を連れて違うアパートに飛び出した。
虎次郎が
「アゥア 一人じゃつまらない」
と言うので、べべを連れてきて しばらく(といっても数ヶ月)はべべと虎と私の生活があったせいか、ハッと気付くとどこにいても両隣に虎とべべ。書き物をしていてもテレビを見ていても、トイレにいても虎とべべに挟まれていた。
べべはちょっとデブで娘ながらに運動神経がよく、怖がりだったりおしとやかだったりするミウとミミと比べて、虎次郎には遊びやすいタイプだったよう。よくべべを追いかけて走っていた。

べべも反対側に相棒・父の姿が見えないのが、何か物足りないのかも知れない。

日本からの友人が遊びに来る。
18年来の仲のいい友達なのだけど、去年までの彼女は猫に夢中の私を
「xxちゃん あんなに猫中心の生活をして ちょっとイッテいる。」
と思っていたらしい、
ところが 昨年末からチワワを飼い始め、今はそのチワワに夢中。
「ちょっとおかしいと 思っていたけどごめんね。今は私も全く一緒。」
昨年の彼女だったら、私が虎を失った気持ちも全く分からなかった。
今は、一緒に涙してくれた。
百聞より一飼いにしかず。
犬先生に大感謝。

養子に行った虎次郎の息子 チャチャが元気でいるか、久しぶりに昔からの友人に連絡。お義母さまが、肺がんで亡くなったそう。こちらの医療のあり方に非常に疑問を抱いていた。やはり強すぎる薬や患者の意志よりも規定を重んじること、入院をお願いしてもすぐ帰されてしまい、酸素ボンベや機械を家に設置しての、気が休まることのない看護生活が2ヶ月ほどあったらしい。彼女は、アメリカの根底にある人種差別も感じたと言っていた。
「死ぬ時は あたしは日本がいいな。」
「あたしも そう思いはじめているの」
10キロ近くあり、大型冷蔵庫も肉球で開けちゃうチャチャは、相変わらず大きな身体で甘えん坊で元気らしい。
今度 久しぶりに会いに行こう。


べべは就寝時にベッドの横にある祭壇からお供えのカリカリをちょっとだけ盗み食いする。その時に虎の魂がほんのちょっと入り込んでいるのかな?

写真はボロアパートの窓から鳩を見ている7年前のドクダミーズ。
ねずみもゴキブリも出る狭い狭いアパートだったけど、虎はとっても楽しそうだった。
「ママ このアパート最高ですね。鳩もゴキブリもねずみ居ます!!」
suzume.jpg

ニックネーム Tola at 15:14| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月18日

日本の薬 アメリカの薬

日本でしか発売されていないお薬があるとは
最近までは 知らなかった。
まず 腎臓病のクレメジン。
これは 日本で発明された薬で処方しているのは日本と多分、最近韓国か中国でも発売されるようになったはず。
アメリカの獣医師はこの薬の名前さえも知らない。
虎次郎の妻 ミミは腎臓の数値が悪くなり、こちらで腎臓病で通常処方されるCalicitriolという薬がまったく効果をなさず、クレメジンで腎臓の値が安定した。ミミにとっては ビバ クレメジン。

私の日本の猫友達さんの間では、インターフェロン、猫インターフェロンという言葉をよく耳にする。
今回の虎の一連の治療の中でリンパ腫、脳腫瘍、癌という推測も出てきていたのに、なんでインターフェロンという言葉が出なかったのかを、ふと不思議に思い、Webで検索。

がーーん

北米では発売していないそうだ 詳細

ヨーロッパや日本では 猫の病気の治療によく使われているようだけど、アメリカでは まだ 使われていない様子。多分 獣医師もあまり知らないのかなぁ。

猫インターフェロン(インターキャット)はどうやら日本で開発されたみたい。 詳細

あぅ〜〜〜
こういう記事を見ちゃうと
また あぁ これを打っていたら虎次郎は・・・・
とか 考えてしまう

考えてしまうことが 意味を成さないことは分かってはいるのだけれども、人間のサガですね。

そちらの動物病院はすごい進んでいるんでしょう?とよく聞かれますが、最近の日本は すごいですね。東洋医学も取り入れているし、日本の方がいい治療が出来るかも知れないです。

あ〜〜ん 虎ちゃぁ〜〜〜ん
一緒に日本に行きたかったねぇ


ニックネーム Tola at 17:44| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

木曜日の発作

虎次郎が逝ってしまったのが木曜日の朝
どうやら 木曜日の朝に悲しみの発作が襲ってくるようだ

今朝も朝 8時に友人に電話をしようとして
ふと 履歴を見ると
「July 3rd AM 8:45 xxxVet」
と着信履歴が残されている。
すると 脳裏にその時交わしたお医者さんとの会話が再現され
虎次郎の命の灯が細くなっていく様が浮かび
呼吸が苦しいながらも、私の到着を病院で必死の想いで待っている虎次郎
駅へと走る私
ICUで たくさんのお医者さんに囲まれた虎次郎
酸素マスクをつけて腹ばいになっていた虎次郎
私の声を聞いて酸素マスクから顔を外そうとする虎次郎
そういった風景が 映画の予告編みたいに
ガガガ〜〜〜ッと 一瞬 一瞬 浮かびあがり

「わーーーッ とらちゃぁ〜〜〜ん」
・・・・・号泣・・・・・
「とらぁ とらぁ」

となってしまう

今でも毎日 涙の発作は起きるのだが 木曜の朝の発作は長い。
8時くらいから 息を引き取った10時前まで・・・
お線香を何度も点す

今日のなぐさめ役は虎次郎の娘 ミウ
ミウは虎次郎に顔が似ている
実は 虎次郎の遺体が寝かされていた晩 不思議なことがあった。
今までしたことがない行動をとった。
虎の遺体の真正面に箱すわりになり ジーッと虎次郎の顔を凝視。
その顔は真剣そのもの。
「あぁ 猫の真剣な顔ってこういう顔なんだぁ」
という表情。そこから 目をシバシバとしばたきはじめ、フゥッといっちゃう感じで目を瞑る
あまりの奇妙な様子に 私もBFも 一体何が起こっているのか息を詰めて見ていた。ちょっとでも動いたら なにやら起こっている緊張と神秘の糸が切れそうで、微動だにできない雰囲気だった。
その間は5分、いや とても長く感じられたけど3分くらいだったかも知れない。

その様子がまるで イタコが霊を呼ぶ時の感じに似ていたので
「あれ?虎次郎 入った?」
と その時は思ったものの
気付くと、位牌のお供えの焼津のまぐろを虎視眈々と狙っているのは やっぱりいつもの 食いしん坊の子猫気分のミウ。

でも 似た顔で同じ姿勢で眠るミウは虎次郎の魂がちょっと入っているかは分からないものの、虎次郎の血が入っているのは確実。
ミウを撫でているうちに、涙の発作が治まった。
虎次郎の写真の顔が
「ねっ ママ ぼくはいるでしょ?」
って言った気がした。


↓うさぎを被せられた虎次郎を怪しむミウ
usagi-mew.jpg

ニックネーム Tola at 17:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月17日

虎次郎の胃ろうチューブ

自分が胃ろうチューブをつけている夢と見た。
歩けなくなっていて 車椅子に乗っていたけど、
なぜか暗い夢じゃなくて、明るくしていた。

胃ろうチューブの夢を見たのは虎次郎が逝っちゃってから二度目、
一度目は2匹のダックスフンドを飼っていて
その2匹が2匹とも胃ろうチューブをして元気に跳ね回っていて
でも、病院からは見放されていて、ちょっと困っている夢。

続けて見るということは、虎次郎に胃ろうチューブをつけたことを気にしているのかなぁ。
以前に胃ろうチューブや食道チューブのことはネットで目にしたことがあったけれど、選択に迫られるまでは、
「そこまでしたら 可哀想」
という気持ちがあった。
けれど、実際に獣医師から胃ろうチューブの話があった後、ネットで調べたり、友人の獣医師や鍼師の先生に伺ってみると、チューブが胃から出ていてぶら下がっているので、飼い主から見ると痛々しく抵抗があるものの、本猫からすると入院して点滴や強制給餌をされるよりも、楽とのことだった。

巨大食道症の子は結構 チューブをつけている子が多いし 掲示板

胃ろうチューブ体験者の詳細

獣医師の飼い猫の胃ろうチューブのページ

手術を担当したジェシカ先生は
「このままで行ったら餓死します。
餓死をさせるか、多少のリスクにかけて胃ろうチューブを装着するか?」
ということだった。
初めの予定では、装着期間は一ヶ月を目安とし、その期間内に自力で食べる方向で進めていき、一ヶ月後、自力で食べられるようになったら、チューブを外す予定だった。

恐らく、私が気にしているのは最後が肺炎だったとしたら(癌、リンパ腫か肺炎の疑い)胃ろうチューブの装着が原因だったのでは?と。
そして、虎が逝くのが運命だったのだとしたら胃ろうチューブを全身麻酔により装着させたのは、虎には辛かったのではないかと。。

けれど、胃ろうチューブ装着で肺炎になる子は稀だし、そして肺炎の抗生剤が全く効かなかったのも稀。リンパ腫か癌だったとしたら、ステロイドが効果を発揮していたはずだけれど、これも効かなかった。

もっと早く体力のあるうちに胃ろうチューブを装着していれば、とも考えたものの、そんな時期には胃ろうチューブ装着の選択は考えないよね。

全ての薬が効かない状態では、もう誰にも治すことはできなかったというのは分かってはいるものの、何か方法があったのではないか、とぐるぐる、グルグル頭の中で考えがグルグルしてしまう。

胃ろうチューブは慣れなかったせいか、虎の体調が悪くなっていっていたせいか、非常に給餌加減が難しかった。
チューブ給餌をする一番はじめに、前回の給餌内容がちゃんと消化されているかを確かめるためにシリンジで吸い上げるのだけれど、これが怖い。吸い上げている時は自分の胃がこう吸い上げられて キューッとなっているような気がしてきてしまう。
胃液や給餌した缶詰内容が戻ってきてしまった場合、それを胃の中へ戻すのか?戻さないのか?この判断が難しい。
何度も何度も病院へそのたびに電話をかけたけれど、対応した看護士や獣医師によって言うことが違うので 困惑してしまった。
「胃液は元に戻さないで」
「25cc以上だったら 元に戻して」
「あぁ でももう時間が経ってるから戻さないで」
「一時間経ったら、もう一度吸い上げて 何も戻ってこなければ給餌して」
「吐いてさえいなければ、そのまま給餌し続けて大丈夫」

ちゃんと消化出来ていないと、虎はゲップをして苦しそうに寝ているし、でも給餌しないと栄養が取れないし、シリンジを片手に虎を見てジ〜〜〜ッと考え込むことしばしば。

25ccの療養食の他に水、4種類の薬を一回の給餌にあげていたのだけど、チューブを使ったら水を10ccシリンジで流し込んでチューブの掃除をしなければいけないのだけど、胃液を戻して水で溶かした薬だけをあげて、また水を流し込むと虎の胃が水でタポタポになってしまって、苦しくはないかとか・・・・

でも逝ってしまう前の日の昼にちゃんとしたうxこをしていたから、きっと消化はされていたんだよなぁ。

虎が視界に入ってこないのが、淋しすぎて、部屋中 虎が居た場所にペタペタと虎の写真を貼りまくる。
ミミやミウ、特にミミがじ〜〜〜っと写真を見ていることしばしば。

給餌後の虎次郎
062908.jpg

↓の動画は2006年の虎次郎
この眼を細めた顔がだいすき
いつも うっとりした顔で見上げてくれる


ニックネーム Tola at 15:31| Comment(0) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月15日

虎次郎の治療費

日本でも治療費の問題が取り上げられていますが
日本という国の治療費がいかに素晴らしい制度かということを、是非認識してもらいたいです。

米国はちょっと皮膚科で診てもらったりしても 300ドルとか400ドル(3〜4万円)取られます。大体 どこへ行ってもちょっとした5分の診療にこれくらいの値段がつきます。保険によっては何%カバーするかに違いがあるもの、私が以前に加入していた米国の保険(月3万円)は60%くらいのカバーでした。
なのでちょっと何かあっても気安くお医者さんには行くのはためらわれます。
パーティーや会食などで人が集まると、保険の話しが出ることが非常に多いです。保険料は安いものでも一人月に3万円〜4万円くらいかかります。ということは家族が4人いたら 月々12万円くらいかかってしまいます。お給料の3分の一、4分の一が保険料へ消えていくことに。この保険は皆掛け捨てです。日本のように満期がふんぬんとかはありません。
日本へ行って歯医者さんに行くと
「50円になります。」
とか言われると
「ハッ?今 なんと?空耳かしら?」
と 驚きで腰が抜けそうになります。

人間だけではなく、獣医代も同様の値段です。
日本の猫の闘病のブログなどを読んでいると、病院に半月とか一ヶ月入院させているケースがありますし、見ているとどうやら日本の犬猫の入院費は5千円から1万円あたりが相場。
虎次郎の入院費は一晩 12万円前後でした。
一週間の入院でかかった費用は 日本円にして150万円くらい。


治療の途中で何度も安楽死の選択が早期の段階から出ていたのは、この膨大な治療費のことが大きく絡んでいます。
生活のことを考えると、そこまでの治療は予算の問題で出来ないから、では、安楽死をしてもらおうという選択をする人も多々いるのだと思います。

獣医さんにあまり行ったことがない人は
「ぼったくられているんじゃないの?」
と心配してくれていましたが、これは 2件の獣医師、一件の動物病院
どれも インターネットや口こみなどで詳しく調べて評判の良いところを選んで行ったので、決して法外な金額を請求しているというわけでははないのです。

通常のチェックアップ、血液検査、ワクチン接種だけでも、3万円前後かかります。

虎次郎も動物保険には入っていて月々3千円を払っていましたが、おそらく安楽死代、火葬代は降りるものの、治療代がスズメの涙でも降りれば御の字という状態です。

人間も動物も ゆっくり入院させて様子を見るという悠長な日本のような治療はこちらにはありません。
全て YesかNo。
薬を投与して次の日に効果が出るか?
Yesなら 即 手術、又は更なる検査。
Noなら 家に帰す(見放す)か安楽死。
出産の場合も、子供を産む直前までは病院に入れてくれないし、産んだら次の日に退院です。
アメリカ人の身体は元々の身体が日本人の身体より強いです。タフでスタミナがあります。なので、この方針でも成り立っているのでしょう。
日本人の身体だったら、へたばっちゃいますね。

父が入院した時の細やかな看護は本当に感銘しましたし、有難かった。
日本の医療制度は実は、とても素晴らしいんです。

虎の命が最優先事項なので、お金のことは後から考えればいいとバンバン クレジットカードにつけてしまいました。
さて、どうやって これからそれを返していこうかと・・・


========================

6月25日 退院の日に
看護士さんを噛もうとしたので、私がとっさに手を虎の口元に持っていったところ 私が噛まれてしまったその時の傷のしびれが、まだ うっすらと左の人差し指に残っています。
この痺れが完全に消えて欲しくないな。
この傷が完全に癒えて欲しくないな。

浅田次郎の小説を読んでいたら、死んだ人の空腹を満たすのはお線香の煙と書いてあったので 一日に数回 お線香を灯すことに。

大好きなお友達がブログで虎のことを書いてくれました
是非 見てください ここ

もう一人 虎のストラップを作ってくれたり、私が今 肌身離さずつけている虎ペンダントも作ってくれた私の大切なお友達もブログに虎のことを書いてくれました ここ

虎 みんなに気にかけてもらって 猫冥利につきるねぇ


tola-kotatu.jpg
ニックネーム Tola at 15:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする